SCARLET NEXUSをプレイした感想

ゲーパスにSCARLET NEXUSがあったのでプレイした。
www.xbox.com

ジャンルはアクションゲームで、キャラごとに固有の超能力で攻撃して敵の体力を削ったり、体幹ゲージを削って忍殺ブレインクラッシュで一気に敵を倒したりできる。
プレイヤーが使えるのは主人公のみだけど、仲間の超能力を時間限定で借りられるので、色んな超能力を組み合わせて敵と戦える。

ストーリーは重め

全体的にあまり救いがない。
近未来的な世界観で、電脳コイルが好きな人は刺さると思う。
最終的に「仲間との絆で乗り越える」的な展開になるのはお約束。

終盤のストーリーはだいぶ駆け足で(俺の理解力が足りないだけかもしれない)、終わり方は続編を意識してるのかな……と思った。
メローネ姉妹が特に描写も掘り下げもなくフェードアウトしていったのは残念だった。

キャラクターが良い

どのキャラクターも魅力的。
女性キャラだとアラシ、男性キャラだとカゲロウが好き。

序盤はプレイの幅が狭い

スキルツリーを進めていくことでに出来ることが増えていく。
そのため、スキルが解放されていない序盤はやることがワンパターンになりがち。

冒頭で仲間の超能力を借りられると書いたが、ストーリーの都合上、序盤~中盤は味方キャラの編成が制限されるので、使える超能力も限られる。

終盤のステージ使いまわしと強制戦闘ゾーン

終盤になると様々なスキルが取得できて編成の制限もなくなるので、自由に戦えたり色んなコンボを開発できたりする。
ただ、終盤は既存のステージの使いまわしが目立ったり、敵を全部倒すまで先に進めない強制戦闘ゾーンが多かったりで、あまり良い印象がない。

一部の敵やステージギミックは味方の超能力を使うことで突破できるが、ギミックのバリエーションが少なく、終盤は正解の超能力を使わないといけないという意識になっていった。

親切な仕様と周回前提の仕様

現行バージョンでは取得経験値が2倍になるアイテムが実装されたり、体力が1未満にならない、つまり必ずゲームオーバーにならなくなる装備を入手できたりと、だいぶ親切な仕様になっている。
セーブポイントもたくさんあるので、ゲームの攻略面で困ることはほとんど無いと思う。
地味に助かる点として作中のストーリーの概要を後から確認できるので、久しぶりにプレイしても「そういや今どんな状況なんだっけ……」と頭を抱えることがない。

一方、このゲームは主人公が2人いて、ゲーム開始時にどちらを選ぶかでストーリーが微妙に変化する。
そのためストーリーを完全に見るためには周回プレイが必要だが、前段で書いた強制戦闘ゾーンのせいでテンポがやや悪いのが残念だった。
ボス戦以外は全部スルー可能な仕様だったらよかったけど。

さいごに

つらつら列挙するとネガティブな面も目立ったけど、アクションは慣れてくると楽しいし、キャラクターも魅力的なので、プレイして良かったと思う。
ゲーパスに入ってる人や大規模セール時はおすすめ。